3歳の時見た日食
信州上田之住人
太田 和親
2009年6月20日随筆
http://star.gs/のゲストブックに書き込み
2009年6月20日
貴殿の「過去に日本で見られた日食」の記事に大変感謝します。
私は現在57歳(1952年5月生まれ)ですが、私が幼稚園に入るか入らない時に、当時住んでいた香川県三豊郡山本町で、生まれて初めて見た(部分)日食は、いつだったのか、貴殿のweb siteによって初めてわかりました。それは、1955年6月20日ものでした。有り難う御座います。奇しくも今日も6月20日で丁度54年前になります。
その日、私の12歳年上の長兄(当時15歳)が、分厚いガラス板のかけらを、ローソクの火の上にかざして煤を真っ黒につけて今日の日食を見るのだと教えてくれました。私はまだ3歳だったので、ローソクの火にガラス板を近づけすぎて割れてしまいました。長兄が、ガラス板を火の上で左右に揺らして過熱しないようにしてうまく煤をつけるのだと教えてくれ、そのようにしたら割れずにできました。それで、太陽を見たら、確かに2〜3割が月のように欠けていたのが見えました。強烈な印象だったので、54年もたった今でもはっきり覚えています。
私の息子(24歳)は今年の皆既日食を奄美大島まで見に行くのだと言っています。この皆既日食のことがきっかけで、私の部分日食の遠い記憶がいったいいつなのか調べだしたところ、貴殿の記事を発見して、年月日が判明したという次第です。改めてお礼を申し上げます。有り難う御座いました。
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