7回忌のあとなぜ13回忌なのかという疑問について
令和元年(2019年)5月15日
信州上田之住人 太田和親
最近、法事が7回忌のあとなぜ13回忌なのか疑問に思いました。7年毎なら14回忌じゃないかと思ったのです。それでじっくりこのことについて考えてみました。
これも、原理が、フランス語では8日が1週間で、15日が2週間というフランス語と同じ考え方なのだと気がつきました。
仏事は7年毎に行うというのが、決まりですが、実は数え年の数え方と同じなので、満で6年ごとになります。数え年には0がないからです。
7回忌は、6+1で7
13回忌は、6x2+1で13
つまり、6の倍数に1を足せば数え年となるので、ちゃんと6の倍数ごとに法事を行っており理にかなっています。単なる7の倍数じゃないんですね。
フランス語の1週間は、7x1+1=8日、2週間は7x2+1=15日で、ちゃんと7の倍数になっているのでやはり理にかなっています。単なる8の倍数じゃないんですね。
そう言えば、信州諏訪の御柱祭も7年毎と言っていますが、実は6x1+1=7となっていて、6の倍数の年毎に行っています。
この数え年の数え方を理解すれば、法事も、フランス語の週の日数も、信州御柱祭の実施年も、統一的に納得がいくことがわかりました。
賢明な諸兄はすでにご存じのことだったのでは思いますが、私はボーっと生きていたので、恥ずかしながら今日初めて、これらのことを統一的に理解できたのです。
私は伝統的な数え年を、小学校入学のころまでは確か、親に言われてやっていたことを思い出します。小学校に上がるのは「7つ行きの子(早生まれ)」と「8つ行きの子(遅生まれ)」とがいて、おまえは「8つ行き」だとか、道で知らない叔母さんから「僕いくつ?」と聞かれたら「3つ」とか「5つ」とか答えていました。また昔はお正月に年をとるものだと思っていました。最近の子供には、「なんさい?」とみんな聞くし、子供も「3さい」と答えるようになっていますよね。もう「みっつ」とか「よっつ」と答える子は皆無ですね。
私も、自分自身が小学校に上がってからは、学校の先生は満年齢でしか言わなかったので、どうも私は10歳くらいの子供のころから、数え年で数えなくなったようです。その後、50年以上満年齢に慣れてしまい、数え年のことなど、真剣に考えずに過ごしてきました。
驚くべきことに、韓国人の友達は私より若い人でもみんな今でも数え年で答えるので、極めてノスタルジックに思えます。
これで納得していたのですが、13回忌以降は、調べてみると
十七回忌(じゅうななかいき)【時期】満16年目 6x2+5=17
二十三回忌(にじゅうさんかいき)【時期】満22年目6x3+5=23
二十七回忌(にじゅうななかいき)【時期】満26年目6x4+3=27
三十三回忌(さんじゅうさんかいき)【時期】満32年目6x5+3=33
となってしまい、なんだか、う~ん、規則性がなくて、また分からなくなりました。
どなたか何回忌というのはどうやってこの年数を選んでいるのか統一的に説明できる方はおられませんか?