糸川英夫先生が結ぶ長野県上田市と秋田県由利本荘市との不思議な縁
秋田県由利本荘市
秋田県立大学
教授 N先生
2018年12月13日
N先生、ご無沙汰しております。信州大学の太田です。
最近、長野県上田市と秋田県由利本荘市の縁に気が付きました。
私が今住んでおります長野県上田市の丸子町に、信州国際音楽村という音楽施設がありますが、そのすぐ近くに、糸川英夫先生が晩年移り住んでおられた自宅が残っています。今は地元の絹織物などの民芸品店になっているようですが、その店の前には、写真のようにロケットが今も飾られています。糸川英夫先生は戦前、ゼロ戦のハヤブサの設計をされていて、戦後は、日本で最初にロケット開発をされた「日本のロケットの父」といわれている人です。現在、小惑星のリュウグウに行っている人工衛星ハヤブサ2ですが、これはハヤブサ1と同じく、糸川先生の業績をたたえて名づけられたものと聞いています。N先生の今住んでおられる秋田県由利本荘市道川海岸は、日本最初のロケット発射基地として、糸川先生がロケット発射実験を行った場所として有名だというのを、私は最近初めて知りました。もし、N先生のおられる秋田県立大学を訪問する機会がありましたら、ぜひ、道川海岸に立つ日本最初のロケット発射基地の石碑のところへ行ってみたいと思います。
というわけで、糸川英夫先生が結ぶ上田市と由利本荘市との不思議で面白い縁に、最近気が付きました。
信州大学
太田和親