信濃国分寺の歴史と見所
2013年4月27日随筆
信州上田之住人 太田和親
信濃国分寺は、1300年位前に聖武天皇の命により建立されました。しかし、いまから1060年くらい前の平将門の乱の時に将門の焼打ちにあい消失しまし た。村人が御本尊の薬師如来を運び出してお守りしたためご本尊は残りました。800年前には頼朝がここにきて塔をたてて寄進したといわれています。400 年前にはここが、徳川軍の陣地となりましたが、真田軍は徳川秀忠軍を2度にわたり破りました。今も上田市民の誇りです。また、今から150年くらい前に大勧進(大規模な寄付)が行われ現在の立派な本堂が再建されました。100年ほど前に、明治時代の三将軍、伊東祐亨、東郷平八郎、上村彦之丞がここを訪ねて きてお参りしました。幟はその時に書いていただいたものらしいです。又周りの寄付の記念碑には大隈重信などの著名人のものもあり、必見です。上田に来られた時はぜひ信濃国分寺もお訪ねください。
信濃国分寺12年に一度の御開帳:2013年4/28-5/5
以下見所;
伊東祐亨将軍(日清戦争連合艦隊艦長)直筆の幟;
東郷平八郎将軍(日露戦争連合艦隊艦長)直筆の幟;
鎮国道場(伊東祐亨書)の額;
三将軍(伊東、東郷、上村)御手植記念植樹の石碑;
伝源頼朝建立三重塔(重要文化財);
上田市最古五輪塔(口承:頼朝塚);
乃木希典直筆の石碑;
大隈重信(早稲田大学創立者)と辻新次(初代文部省事務次官近代学制の創立者)の寄付記念碑;
朝吹英二(三井財閥の経営者)と 渋沢栄一(明治大正の実業界の巨星)の寄付記念碑
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