フランス語ではhuit joursが1週間で、quinze joursが2週間
2018年7月15日
信州上田之住人和親
Mさんへ
前回の、フランス語講座で、huit
jours(8日間)がなぜ1週間なのかというのがありました。それでアシスタントのフランス人留学生のAさんに聞いたら、答えが、落語みたいで面白かったです。
「自分にもわからないが、フランスでは、huit joursが1週間で、quinze
jours(15日間)が2週間となっている。7日、14日とは言わない。多分フランスの国語審議会が、そのように最終的に決めているので、そうなっているのではないか。フランスの国語審議会の委員は数学に弱いのです。」
大いに笑いましたが、私は、フランスでもこの場合、日本や韓国、中国のように数え年のような数え方をしているからではないかと思いました。数え年だと1つ年齢が満年齢よりも上になりますよね。
そこで、今日、ネットで調べていましたら、知恵袋に、全く同じ疑問を持って質問している人がいるのを、見つけました。
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フランス語の質問です
なぜ huit jours で「1週間」になるのでしょうか?8日間とかではだめなのでしょうか。
ベストアンサーに選ばれたものが、次の答えです。
フランス語で一週間はhuit
joursで、2週間はquinze joursです。
これは期日を当日から含めて計算していることによるものです。日本では民法の規定を初め、多くの法令で期日の計算を翌日から行うことにしていますが、フランスでは期日を当日から含めて計算するためにこのような言い方をします。
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これで、超納得しました。フランスでも数え年の数え方があるんですね!
Iさんより
ひよっとすると、0『零』の概念が無かったからでしょうか?例えば、建物の階数の数え方と階段の段数の数え方が違うように、上手く説明出来ませんが、なんとなく、建物の階数を数えるのと同じ考え方なのかも?と、思いました。
和親
なるほど、それはおもしろい!ところが、その考え方からいうとおかしなことに、フランスでいう建物の1階、2階、3階…はそれぞれ、日本の2階、3階、4階…にあたりますので、フランスでは0階があるのです。フランス語では、日本の1階は「車道すれすれの階」という意味でレドショセーといいます。なんだか、考え方に統一性がありません。とにかく面白いですね。
ここで思い出すのは、信州の御柱祭は7年に一度開催されるといいならわされていますが、実は、これも数え年で7年に一度なので、実際には6年毎です。