上田紬の歴史

上田紬は今から約350年前、江戸時代の初頭に産業の1つとしてうまれた織物です。

上田の気候や風土が養蚕にむいていた事もあり、江戸中期には京都や江戸の多くの人々に愛用され、日本三大紬の1つとして一世を風靡しました。

その後、幕末、明治、大正と時代は流れ、絹は日本の大きな産業になりました。

上田紬もその中で織り続けられてきました。

戦争中は食べるものもままならない時代でしたので、上田紬は衰退していきました。

戦後、医学博士金井章二先生の下、上田紬を再興しようと有志が集まりました。

昭和30年〜40年代の空前の着物ブームもあったことで、織元は60軒になり再興への道が築かれました。

現在、上田紬の織元は4工房となりましたが、各工房が個性を生かし伝統の上田紬を受け継いでいます。




 小岩井紬工房

小岩井紬工房は旧北国街道沿いに位置しており、江戸時代初期〜中期まで庄屋を、
中期〜後期までは蚕種業を営んでおりました。

その後、明治初期に織元となり現在に至ります。

小岩井紬工房があります上塩尻地区は昔から養蚕の盛んな所で、
現在も繭倉など当時の街並みが残っています。

小岩井紬工房は伝統の手織り一筋で手織りでしか表現することが出来ない柔らかく、
丈夫な風合いを織り続けております。